いいづかさんちのエコロジカルワールド
運賃を従量制にする案

都営バスの運賃はどこまで乗っても1回につきひとり200円です(多摩地区を除く)。
こどもは半額の100円。
これには紆余曲折があり、東京都でも距離制を採用した時期もあったようです。
しかし、結局定額制に落ち着いたのは、どこで乗ってどこで降りるかによって
運賃が異なると、乗客に対して乗るときと降りるときの2度
確認する必要があり、非効率だからでしょう。
だから、次の停留所で降りようとも、終点まで乗っていようとも、
乗るときに1回運賃を支払えばよいというのが簡便で効率的ということで、
1回いくらという形をとっているのでしょう。
でも、200円の根拠は何でしょうか。
総経費を総乗車客数で除したとすれば、平均的に200円分利用するからということでしょう。
ところで、重いものほど運ぶのにエネルギーが必要で、
それに伴い運賃を定めるほうが公平かつ合理的だとは思いませんか?
郵便局では手紙の重量を量り、それによって決まった金額で日本中どこでも送れますね。
バスでもこの方式が有効だと思います。
すなわち、バスの乗り口のステップに乗ると手荷物を含めた重量がわかり、
1kgあたり3円くらいの運賃を請求します。
乗客はクレジットカードまたはプリペイドカードを使用して
端数を含む運賃を簡便に支払うことができるというものです。
こうすると、地球にやさしいバスが実現できます。
つまり、体重が軽い人ほど運賃が安くなるのです。
ダイエットしたほうがお得ということで健康志向と合わせて減量がブームになり
都民の総体重が減少して健康になるとともに
都営バスが浪費するエネルギーも減少することで
運賃を従量制にすることは、すなわち地球環境を改善することにつながるのです。
なかなかのものでしょ。

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