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| 蔵、柳、運河、小舟とくると、まるで時代 劇のジオラマだけれど、それが本物とな ると、嬉しくなる。関西なら近江八幡もそ んなところだが、東京から一時間位クル マを走らせたところに、こんな江戸情緒 溢れるところがあるのだから感激だ。   幹線道路の歩道が狭いのが玉に傷だ が、これに交差した運河沿いの両岸に並 んだ古い町並みにある醤油屋やら酒屋 やら小間物屋やらを覗きながらを行った り来たりして、時々、柳の枝越しに対岸の 蔵構えの破風を眺めたりしているうちに、 二時間くらいは足早に過ぎてしまう。  |  | |
  江戸時代に科学的な全国地図の完成に 執念を燃やした伊能忠敬の旧宅と記念 館は、せっかくだから訪れるべきだ。（穴 倉散士）  |
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