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数日前から、首が回らなくなってしまいました。はじめの日は左右に動かないけれど上下には動いたのですが、翌日からは上下にも動かなくなってしまいました。正確には、首を回そうとすると非常に痛い、という意味です。会社の医務室で相談したら、「肩の凝りすぎ」といわれました。
今日は休みがとれたので、近所の整形外科に行ってみました。元来お医者さんが苦手(「家族のプロフィール」に追加しておきます)な管理人なのですが、どうにも不便で仕方なく門をたたきました。
簡単な問診のあと、首のレントゲンを撮りました。しばらく待って先生のお話をききました。
レントゲン写真を見ながら(自分の首の骨(の写真)を見たのは初めてです)丁寧な説明を受けました。どうも管理人の首は骨の列が湾曲していない「ストレートネック」というものらしく、ストレートネックは首の負担が大きいのだそうです。また、4番目の骨はガタガタした形であり、隣接する椎間板に圧迫を与えているそうです。
しかし、痛みの主たる原因は筋肉の緊張からくるもので、いわゆる肩こりのひどいものでしょう、とのことです。医務室の先生の診断は大当たりでした。
ひどい状態だと、頭痛やめまいを起こすことがあるそうです。そういえばちょっと前にめまいがして困ったことがありましたっけ。あれの原因も肩こりだったのでしょうか。
そのあと、リハビリの処方が出て、首を牽引されたり肩にデンキを当てられたりマッサージを受けたりしました。リハビリっていうのは、何だか怖い先入観がありましたが、部屋の雰囲気も明るく、けっこう面白かったです。
時間のとれるときにまた来てください、といわれましたが、次に行けるのはいつになるでしょうか。 |
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先日ふらりと映画を観に行った帰り、夕暮れ時のバスはかなりこみ合っていました。管理人も立ってつり革につかまっていたのですが、降り口付近から母子連れの話し声が聞こえます。
「黄色いとこ踏んだらドアが開かないから踏んじゃだめよ!」と母親の声。
このバスは「ノンステップバス」といって、床面に段差がない最新型のものですが、降り口付近に乗客が立つと開閉センサーが感知してしまうため、床に黄色い色をつけて、ここには立たないように警告しています。
最初のいくつかのバス停では誰も降りず、バスはますます混雑してきました。すると、
「お母さん、踏んでるよ。」「お母さん、また踏んでる!」「また。踏んじゃだめでしょ!」
お母さんは混雑のためどうしても黄色い色のエリアに入ってしまうよです。
「しょうがないでしょ、こんでるんだから。」と母親の声。
「だって、ここ踏むとドアが開かなくなっちゃうよ!お母さん踏んじゃだめっていってるのに!」
どうやらその子ども(3〜4歳くらいの女の子)は、黄色い部分を踏むとドアが永久に開かなくなるかのように勘違いしているようでした。子どもが必死で母親をたしなめている声は何度も車内に響き渡りました。
途中でたくさんの乗客が降りるバス停があったので、やりとりはそこでおしまいになりました。
バスのドアは、ちゃんと開きました。よかったですね。 |
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長女が漢字検定を受検したので、会場の上智大学まで付き添って行ってきました。
上智大学は、小学生の頃「東京標準テスト」という進学教室の模擬試験を受けに毎週日曜日に通っていた懐かしい学校です。当時住んでいた葛飾区から、一人で電車を乗り継いで通ったので、今でも試験そのものより他にいろいろと細かいことを断片的に憶えています。
新お茶の水の駅で地下鉄千代田線から国鉄中央線に乗り換えるとき、当時は日本一長いといわれていたエスカレーターに乗るのですが、一度エスカレーターから転落して、ひざを強打して血だらけで大学まで行ったことも、今では懐かしい思い出です。私の右ひざには、今でも30年前についたエスカレーターの踏み板のシマシマの痕が残っています。
正門の前にパン屋さんが出店を作っていて、そこでお昼のパンを買っていたこと、大学構内の日新カップヌードルの自動販売機でカップヌードルを買って、販売機についている装置でお湯を入れて食べたことも懐かしく思い出されます。特に、お湯を入れてから販売機のフォーク(箸だったかもしれない)取り口に手を入れたら空っぽだったときの衝撃は忘れられません。そのときは確か鉛筆で食べたと記憶しています。
長女が試験を終えて会場の教室から出てきましたので、古い校舎(T号館)の前で写真を撮ったりしながら歩きました。そしたら、やっぱりありましたね、自動販売機が。今は「マルちゃん」のカップ麺の自動販売機でしたが、やっぱりお湯を入れる場所とか箸が入っているところとか、同じです。知らない人がちょうど使っていたので、思わずじいっと見てしまいました。箸がちゃんと入っているかどうかまでは、確認できませんでしたが。 |
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先日、ある協会で表彰されることがあり、ホテルオークラでの授賞式に招待されました。
そういう場所にはとんと縁がない管理人ですので、いったいどんな格好をして行けばよいのかすら分かりません。とりあえず、いつものヨレヨレの背広じゃあマズかろう、と思いまして、正月休みに大枚はたいてスーツを一着新調いたしました。
いよいよ当日、私は真新しい服を着て会場に向かいました。クロークでコートと鞄を預けてから式典の受付に行くと、背広の左襟に大きな花の形のリボンを付けてくれました。
案内されて、所定の椅子に着席して待っているとき、カーディガンを着たままであったことに気づきました。これはマズい。あわててクロークに戻り、カーディガンを脱ぎ捨て預けて、あわてて席に戻りました。
あたりを見回すと、みなさん私よりも年輩の方々ばかりで、ますます緊張してしまいます。目の前の演台への上がり方や、賞状の受け取り方、一言コメントするなら何というべきかなど、頭の中を巡っていました。
さて式典が始まり、協会会長の拡張あるご挨拶、そして来賓である監督官庁の局長様方の立て板に水の祝辞に続いて、授賞式です。
受賞するのは私ひとりではないので順番に名前が呼ばれましたが、先に呼ばれた方から「はい」と返事してその場に起立して行きます。私の名前が呼ばれ、私も「はい」と返事してその場に立ちました。
「以上の皆様方を代表して、○○様壇上にお上がり下さい。」との司会の声。
私は、式典の間、その場で立って座って拍手しただけでした。頭の中で渦巻いていた受賞挨拶も代表の方が代表して(牛の牛肉?)やってくれて、そのころ私の緊張はようやく解けてきたのでした。 |
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