北国街道その8 高田宿から直江津へ





目的の北国街道と北陸道との追分まで来たので、ここで旅を終えて高田の駅から帰途につくのも良いが、これはあまりに勿体ない話である。 せっかくここまで走って来たのだから、日本海まで足を伸ばすべきである。

左から つまり西からの突風にハンドルを取られ、車道に押し流される時もあったが、海辺の道にぶつかり日本海到着である。 あとは自転車をバラして輪行バックに詰め、ビールを買い込んで旅の余韻に浸りながら帰るだけである。



(地図は別ウインドウで開きます)



ライン

北陸道を少しだけ走る

新潟方面への奥州道側から追分を見る。 左折すると走ってきた北国街道で、右折すると直江津、正面右斜めに行く道が北陸道である。 十字路であるが、この微妙なくい違いは城下の防備の為である。

北陸道追分




北国街道に別れを告げ、直江津に向け北陸道に入る。 わずか2Kmほどで北陸道と直江津方面への分岐である。

高田藩は城下を繁栄させるため、北陸や柏崎から来る旅人が必ず城下に廻るよう橋を落としたそうだ。 昔から「街おこし」というものがあったことに感心した。

追分地蔵  「左かゝかいたう」(左 加賀街道)「右いまゝちみち」(右 今町道)  今町とは、現在の直江津だそうだ。

追分地蔵

直江津

日本海が見える  北陸道と別れ県道579号を北上すると、ついに海沿いを走る道にぶつかり、日本海に到着である。

日本海に到着

光る日本海  風が酷かったが、青空が歓迎してくれた。

日本海

日本海

直江津駅  自転車をたたみ帰路につく。

直江津駅

特急はくたか  ビールをお供に、ほくほく線で越後湯沢経由で帰る。

特急はくたか





【 総 括 】

僅か2泊3日のの旅であったが、車などで観光地を巡る旅と異なり大変面白かった。 道の狭い旧街道を、周りの風景を眺めながら街や集落を抜けていく。 そして好きな所で自転車を停めて写真を撮ったり、細い路地に入り込んだりしながらの”のんびり旅”である。

次にこのような街道を旅する時は、1日の移動距離をもっと短くする必要がある。 そして写真を撮る時間や、その地の美味いものを楽しむ余裕を確保するのである。 また今回は地酒に手を出さなかったが、帰宅後の楽しみに自宅に配送してもらうことも忘れないようにしよう。






石仏
石仏
石仏




石仏
石仏
道祖神
石仏




筆塚
石仏
道祖神




石仏
石仏群




無名戦士の墓